査定方法

不動産の査定ではどんなところを見られているのか？登記簿謄本の所有者と売主が同一人物かの確認に、訪問査定は必須。

訪問査定ではどんなところに注目しているのかをまとめてみました。

訪問査定で住み心地をチェック

戸建てやマンションの場合、住み心地や最寄り駅などの周辺環境についてチェックされます。特に戸建てはその家のカラーがよく出ていることからも、さまざまな角度から見られ査定されます。

騒音や振動、臭気、給排水設備の使用感など、実際に使ってみないとわからないことや、日照や眺望、通風といった日中の様子。

一般的に、南、東、西、北の順番に高くなります。少し高台にある見晴らしの良い場所などは、展望の良さがプラスになることも。

家の経年劣化からも、修繕履歴は特に買主が気になるところ。雨漏りや床の傾きなどがあると査定額は大きく下がりますので、事前に修繕をしておくことは必須。

購入後の家の状態にもつながるので、そこも確認されます。外壁塗装やシロアリ予防などを定期的におこなっていると、維持管理がしっかりおこなわれているということで評価が高くなります。

土地の過去と修繕履歴もチェック

地下埋設物などの見えない部分のヒアリングもおこないます。コンクリートの塊などの地中障害物がある場合、査定額を落とす原因にもなりますが、物件の瑕疵に該当するため、知っていたのに黙っていると瑕疵担保責任を負う事になるので要注意です。

戸建てでは家が建つ前の事を聞かれることもあるでしょう。

また、戸建てや土地では越境の有無と状態についても確認されます。

植木の木の枝やブロック塀、コンクリート擁壁、空調の室外機等の確認から、場合によっては「越境の覚書」があるのかどうかといった事も。

曖昧な境界は隣人トラブルにもなりかねないと敬遠されてしまいやすいので、売却前にしっかりと整理しておきたいものです。

土地の価格は国内の景気で変わる

戸建てでは土地価格と建物価格の合計額で算出されます。土地価格では周辺の土地相場を基本に算出しますが、これは国内の景気によって常に変化しています。

ですから、最初の査定からだいぶ年数が経っている場合は、もう一度、査定をやり直した方がいいでしょう。

ただ、建物価格は年数が経つほど価値が低くなる事も留意しておかなければいけません。土地だけの売却であれば、価格が変わる可能性が高いです。

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